こんにちは!
先日、一年ぶりに自分の血糖値の平均値(過去1~2か月)である
HbA1c(ヘモグロビンA1c)
を薬局で測定してきました。
自分の血糖値を知るのは大事ですが、このHbA1cを知る事はもっと大事だと思います。そこで今日はそのHbA1cと血糖値について書いていきたいと思います。
- 薬局や郵送で血液をセルフ測定するメリットとは?
- HbA1cとは?糖尿病に何の関係があるの?
- なぜこのHbA1cは過去1~2か月の血糖値の平均が分かるの?
- 今回の結果は大丈夫?
- 何%くらいから気にした方が良い?
- HbA1cから分かる推定平均血糖値は?
- では何故血糖値の自己測定が大事なの?
- 食後血糖値の大体の目安は?
数年前から規制が変わり、このHbA1cが簡単に薬局等で測れるようになりました。
わざわざ病院に行かなくていいのも良いですし、採決も指先から少量の血を出すだけなので注射の採血と比べたら非常に手軽な気持ちで行けます。
そのお勧めな点をまとめてみました。
薬局や郵送で血液をセルフ測定するメリットとは?
①短時間で結果が分かる。
このHbA1cなら採血してから5~10分くらいで結果が分かるんですよ。
私は何度も行ってますが待たされたことはありません。いつもガラガラ。
あまり周知されていないからかな??
買い物のついでに、仕事帰りに、本当に気楽に出来るのでお勧めです。
今ではこのHbA1cが測れる簡易測定所は全国に1000箇所以上にも増えてるとの事!!
②HbA1cだけでなく、他の検査項目のオプションがあることが多い。
中性脂肪や善玉悪玉コレステロールなどの測定も出来たり、血管年齢や骨密度など様々なオプションがある(測定所によって取り扱う検査は様々なのでご確認下さいね)。
③値段も数百円~と安価
私が検査した薬局では、このHbA1cだけの検査なら800円でした。
私がきょうやった検査は
・HbA1c
・CHO(総コレステロール)
・TG(中性脂肪)
・HDL-C(善玉コレステロール)
・LDL-C(悪玉コレステロール)
・non-HDL-C(総コレステロール値から善玉コレステロールを引いた値
・TC/HDL-C比(善玉コレステロールの割合)
全部やっても1500円でした。安いですよね。
以上の理由から健康診断になかなか行けない主婦の方、自営業の方、忙しい方、何か病院で検査するのが怖い方、是非是非お勧めです!
詳しくはこちら。どこで何を測定できるか検索できますよ。
ゆびさきセルフ測定室ナビ | 手軽な血液測定で、自分の健康をチェック!
(※ただ現在はコロナの影響でやめている所が多いかもしれません。そんな時は郵送でできる銀座血液検査ラボがおすすめです。1滴の採血で病院と同精度の検査が可能。フリーランスの方や専業主婦など、なかなか健康診断に行けない、という方は是非チェックしてみてください!痛くないですよ!)
さて、本題に戻って。
健康診断などで血液検査があればこのHbA1c(ヘモグロビンA1c)項目は結構な確率で入ってると思いますが、ここからはこれについて書いてみます。
HbA1cとは?糖尿病に何の関係があるの?
赤血球の中で体内に酸素を運ぶ役目のヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したものです。
血液中に余っている糖が多ければ多い程HbA1cは高くなります。血糖値とは異なり、食前食後に関係なく測定出来ます。過去1~2か月の血糖値の平均的な状態を知る事ができます。
(以上は簡易血液検査結果表記載の説明を引用しました)
つまり、いわゆる随時血糖値(その時の血糖値)ではなく、過去1~2か月の血糖値の平均が分かる、という数値なのです。
血糖値はその時(検査をした時)の身体の状態(食前、食後、ストレス、睡眠不足、風邪等)の様々な要因に影響されます。
なのでその時点での血糖値が分かっても、本来のその人の糖を処理する能力がどれくらいなのかを判断するのは難しいわけです。
たまたま体調が悪かったり、高糖質なものを食べた後なら普段より高い血糖値が出るし、たまたま体調がよかったり、貧血気味だったりして低い血糖値が出ることもあるのですね。
職場の健康診断などは空腹の時にすることも多いですよね。
すると普段の血糖値よりも低く出て安心してしまう、という状況で食後高血糖を見逃してる人も多いようです。
では次に、
なぜこのHbA1cは過去1~2か月の血糖値の平均が分かるの?
ヒントはヘモグロビンの寿命にあります。ヘモグロビンの寿命は約120日と言われています。ヘモグロビンは少しずつブドウ糖と結びついていくので大体寿命の後半の半分くらい(約60日)は血糖値と結びついたままの状態なわけです。
その数値を見ることで、その期間にどの位余剰な糖が血液中にあったのか(高血糖状態だったのか)が分かるのです。
なのでHbA1cの数値が高ければ高い程高血糖状態が多かったということであり、糖尿病の恐れがある、という事になります。
健康診断の直前に何となく節制して健康的な生活をしてみても、過去1~2か月の食生活の結果が出てしまうのですね。
だからこれって結構怖いんですよね。私は自宅で血糖値を自己測定していますが、それでも普段の平均値が分かる程把握はできないのです。予測はついても。
自分が測っているタイミング以外で高血糖になっていたら見落としてしまいますからね。
だからいつもこれを測定する時は何だか試験の発表を待つような、リアルに心臓がバクバクしてしまうのです。。。。
(ノД`)・゜・。コワカッタ
今回の結果は大丈夫?
で、今回の結果です。過去1~2か月の平均っていったらGWの食生活もまるっとお見通しされてしまうのですよ~。
オロオロ(´゚д゚`)
因みに指先を消毒、針を刺す行為は自分でやらなくてはなりません。それが病院外で検査をする条件なのでしょう。医療行為にあたるからかな??
薬局にいるのはお医者さんや看護師さんじゃなくて薬剤師さんですもんね。
私はもう数えきれない位指先に針を刺して血糖値を測っているのへっちゃらです。
鼻歌歌いながら出来ちゃうよ~。全然痛くもないので(私が鈍感なのかもですが)大丈夫ですよ。
いいから結果!!
HbA1c(※NGSP値) 5.7%
(基準範囲 4.6~6.2%)
なんとか5%台だったのでとりあえずホッとしました!
※NGSP値とは
数年前にこのHbA1cの測定基準が日本基準から世界基準に変わりました。どちらの基準の測定結果なのか混乱を避けるため記載があるのだと思われます。
何%くらいから気にした方が良い?
基準範囲4.6%~6.2%となっていますが、
日本糖尿病学会のHPによりますと、「血糖コントロールの目標」として
・血糖正常化を目指す際の目標
6.0%未満
・合併症予防のための目標
7.0%未満
・治療強化が困難な際の目標
8.0%未満
となっております。
なので6.0%を超えたら少し気にした方が良いという事になりますね。
いわゆる理想的な正常の枠を超えてしまっている、正常高値ってところでしょうか。
私もかつてはHbA1cが6.2%ありましたが、糖質制限(食事コントロール)で今は何とか5%台をキープしています。
因みに30代の女性の平均値は5.5%みたいなので、私の5.7%は多少オーバーですね。まぁ焦らずに長い目で見たいと思います。。。。
HbA1cから分かる推定平均血糖値は?
更にこのヘモグロビンA1cから自分の平均血糖値が分かる計算があります。
推定平均血糖値(mg/dl)
=28.7 × HbA1c - 46.7
私の場合は、
28.7 × 5.7 - 46.7
=約116mg/dl
なので私の推定平均血糖値は116mg/dl
という事になりますね。以前に比べたら大分改善しています。120mg/dl以上はありましたからね。
余った糖質は脂肪に変わり、結果太るのでダイエットの点からも糖質制限はかなり注目されていますが、やはり第一は健康ですね。
高血糖状態が続くと血管が大きなダメージを受け、動脈硬化、脳梗塞、様々な感染症などの合併症を起こします。とにかく免疫力が落ち、色々なリスクを負う事になります。
これが糖尿病の怖い所。
例えば水虫なんかがきっかけで、(免疫力が弱っているために)そこから更に重篤な感染症になり命に係わる重病を引き起こす事もあります。
どんな病気にもかかりやすく、治りにくくなる。
これは本当に怖いですよね。
(現在では2週間つけっぱなしの血糖値測定器もありますね)
では何故血糖値の自己測定が大事なの?
血糖値の測定だけではその時点での血糖値しか分からないので本当に問題があるのかどうか分かりにくいと説明しました。
では何故糖尿病予防の観点から血糖値自己測定が勧められているのか?
それは自分の血糖値の推移を知ることは健全な血糖値を維持する上で非常に大事なことだからです。
具体的には以下の事が把握できます。
①空腹時血糖値
②食後の血糖値の上昇、降下の流れ
食後1時間後二時間後の血糖値を継続して測定し、その推移をみると自分の食後の血糖値のピークがどの辺なのか予測がついてきます。
ドンピシャでピークは分かりませんが、大体このくらいで最高値になってそこから落ちてくる、見たいな流れがつかめてきます。それが急であれば血糖値スパイクで血管に良くない兆候だし、緩やかなら望ましいです。
③血糖値を上げやすいものの把握
食べるものによって血糖値が上がる、上がらないは体質もあるのでそれを知る事によって気を付けた方が良い食材も分かってきます。
(炭水化物の中では私の場合はパスタ、蕎麦が上がりやすく、逆にパンはそこまで上がりません。)
すると高血糖になりやすい食材を避けたり、食物繊維を多く摂取して血糖値スパイクを避けようとする意識が生まれます。
(血糖値スパイク関連記事はこちら)
このように①~③を意識して食べ方を気を付けたり、運動をするようになるのが「正常な血糖値を目指す血糖コントロール」なんですね。
これを実践することによって将来糖尿病になるリスクに対処するということです。
自分の身体のコンディションを知るというのは本当に大事で、それは早いに越したことはないですよね。
食後血糖値の大体の目安は?
正常な血糖値を目指すなら食後2時間値が140ml/dl以下が望ましいようです。これ以上高くなってしまう場合は食後高血糖。更には耐糖能異常、境界型糖尿病の可能性が出てきます。
更に180ml/dl以上になってしまうと血管へのダメージが始まると言われ、これが続けば糖尿病のリスクも高まります。
私も食べ物によっては180ml/dl以上いってしまうので、そこは何とか頑張ってコントロールをしています。。。
まとめ
自分の血糖値の状態を知る事、正常な血糖値でいるためには定期的に人間ドックや健康診断を受けるに越したことはありません。
ただこのセルフチェック(薬局での血液検査や血糖値の自己測定)は、それらを受ける合間のタイミングでやる事も出来ますし、どうしても血液検査を受ける機会が持てない方の選択肢の一つとしても非常に便利で有効なものだと思います。
年齢と共にインスリンの働きも弱くなります。遺伝もあると思われるので家族や親せきに糖尿病の方がいらっしゃる方は特に注意が必要です。
私のように過去に異常なまでのダイエットをした事がある方も一度検査をした方がいいかもしれません。。。
自分の血糖値を少しでも意識してみる事は誰にとっても大事だと思います!
健康に年をとって行くために、少し血糖値を意識して行動してみませんか?
私もまた半年後に測りに行こうと思います!今回は他の項目も基準値内でしたので(バター食べ過ぎかなと心配してた。笑)、維持すべく頑張ります。
繰り返しになりますが、それでも中々検査の時間が取れないな・・という方は一滴採血して郵送するだけで様々な病気のリスクが分かる銀座血液検査ラボもご検討下さい。
精度も高く、結果はスマホに来るので、かなり気軽にできます。
私も数回郵送の血液検査を利用していますが、その時の結果はその前後の薬局検査や病院検査の結果とほぼ一緒でした。
自宅でやる採血も1滴でよく、ほとんど痛くないので怖がる事もありません。
(もちろん実際の店舗で検査をすることも可能で、その場合は滞在時間15分程度です☆銀座、大阪、鹿児島(こちら休業中)にあり、HPから予約可能です♪)
という訳で!長くなってしまいましたが、今日はこの辺で☆
最後までお読み頂きありがとうございました!!
(*´▽`*)チャオ